いよいよ始まった大志学園
前回のブログに書いたように、テナントも決まり、机や椅子、コピー機なども用意ができ、名前も決まり、いよいよ『大志学園』の始まりです。
確か、その年の2月1日に教室を開いたように覚えています。
その2月から3月の間は朝から高校の前でチラシを配布、ポスティング、そして午後から教材作成。
そして授業を担当してもらう講師の先生の試験や面接を繰り返す毎日でした。
学校の1学期の開始と同時に正式に開校を予定していて、少し時間はあったのですが、いくら時間があっても足りないと感じる日々でした。
そんな毎日でしたが、チラシを見て、問い合わせてくれ、その上で教室まで足を運んで説明を聞いてくれると、ほんとうに力が湧いてきました。
さらに、その上で何の実績もない『大志学園』に申し込んでくれると心の底から感謝の気持ちが湧いてきて、ほんとうにできることは何でもやろうと思えてきました。
『大志学園』は、地域の現役高校生を対象に指導する塾としていましたが、説明を聞きに来て申し込んでもらった際に、「できれば下の子も一緒に見てもらいたい」と何人かの親御さんかあら依頼されたので、許される範囲で中学生の弟妹も指導させていただくことになりました。
3月末頃には、30名弱の申し込みをいただき、4月の開校を迎えることになりました。
当時のパンフレット
ちなみに、下の写真は当時のパンフレットです。
キャッチコピーの『偏差値からの脱出』
これは、
偏差値という1本の物差しで人を計るべきではない
ひとり一人、志望も違えば、学力も違ので、すべきことや考えるべきことも違うはず
しかし、努力し現状よりも少しでも前に進むことが大切なのはみな同じであるはず
『大志学園』はひとり一人、今よりも少しでも前進させてあげたいという気持ちを大切にして学生たちを指導していきたい
という心意気の表れでした。
4半世紀も前ですが、世の中は多様性を求める社会へと向かいつつありました。
(つづく)
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